book report.

自由気ままに読んだ本の感想を。

小説

「ジヴェルニーの食卓」

「ジヴェルニーの食卓」 集英社文庫 原田マハ 著 慌ただしい四月。変化の時期。特に今年はイレギュラーが多く苦労する。 ようやく、少しづつ本を読む習慣を取り戻しつつあって「ジヴェルニーの食卓」を読み切ることができた。毎晩ベッドに入る前、読書灯だけ…

「博士の愛した数式」

「博士の愛した数式」 新潮文庫 小川 洋子 著 今日の気温は10度。3月にしては少し寒いが、天気が良く少しづつ春を感じてきた。 けれど、新型コロナウイルスが依然として猛威を振るっており美術館などは軒並み閉館。天気のいい日に上野へ行こうにも・・・…

「ファーストラヴ」

「ファーストラヴ」 文藝春秋 島本理生 著 本の帯にすごく魅力的なあらすじが書いてあり、どうしても読みたくて買った本。 下記に引用しておく。 「動機はそちらで見つけてください」父親を殺した容疑で逮捕された女子大生、聖山環菜の挑発的な台詞が世間を…

「ノルウェイの森」

「ノルウェイの森」 講談社 村上春樹 著 たしか友達にお勧めされた本。村上春樹作品とはどんなものなのか・・・本好きなら読むべきなのか・・・様々な考えを巡らせながら、手に取った。 噂通り比喩が多い。村上春樹の知識量に追い付ける知識がなければ、伝わ…

「夜は短し歩けよ乙女」

「夜は短し歩けよ乙女」 角川文庫 森見登美彦 著 映画化もされ、話題になっていたのでブックオフで見つけた際思わず手に取ってみた作品。些細な理由で読んだのだけど、自分の中で非常に印象が強く残っている。構成がユニークで、語彙が豊富だったからだ。理…

「羊たちの沈黙」

「羊たちの沈黙」 新潮文庫 トマス・ハリス 著、菊池 光 訳 ハニバル・レクター博士を知っている人は多いだろう。人喰いハニバル。その狂気性が興味を引く作品だ。しかし私は、頭のいい人の発想や言動に憧れがあり、優秀な頭脳を持つ人の思考を覗きたくてこ…